元飛び込み営業マン直伝!育休明けの職場復帰をスムーズにするコツ

くらし

お仕事育児家庭の両立お疲れ様です!私も営業で産休に入りました。異動にあたって会社とどんなやり取りがあったのかよろしければ教えていただきたいです!

というご質問をいただいたので、今回はこちらについてお話しようと思います!
↓質問をいただいた投稿はこちらが基になっています。

先程のInstagramの投稿にもありますが、私は元飛び込み営業マンでした!

ぽぽ

ここで「営業成績はトップでした!」と言えれば説得力があるのですが…結果は2~3番目でした。んー…惜しい!(笑)

なので営業成績2番手だった私がお話するので、その部分はご了承ください😅

しかし、飛び込み営業時代に培ったコミュニケーション戦略術もちょいちょい紹介していくので、復帰後のお仕事に役立つかもしれません。
ぜひ、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

それでは、最初に今回の最大のコツを先にお話します。
それは…

「私、ちゃんと復帰しますよ!」アピールをすること

当たり前じゃん?と思われるかもしれませんが、い・が・いと出来ないんです。
いや、言い方を変えます。
出来ていたとしても、『相手に伝わっていない』ということが非常に多いんです。

悲しいことに相手に伝わっていなければ、やっていないと同じ事にされてしまいます😢
なので、そうならない為のコツをお伝えします。

育休明けの職場復帰をスムーズにするコツ

自分ではコミュニケーションとっているつもりだけど、ちゃんと伝わっているのかなぁ…

ということは仕事でもよくあると思います。
それは、育休中という身で会社から離れてしまうとよりこの現象は起こりやすくなります。

今回は、そうならない為に営業的戦略を入れつつつ

の2本立てご紹介していきます。

育休中編

子供の出産報告はしたもののそれ以降なにも連絡してない…という方はいらっしゃいませんか?

育児で忙しいし!育休中ぐらい会社・仕事なんか忘れたい!

という気持ちも分かりますが、ここでアピールしておくことで社内における皆さんの評価も変わります!

相手に『敵』だと思わせない

まずは、相手に『敵』だと思わせないことです。
これは私が営業時代に最も気を付けていたことでした。
『敵』だと認識された時点で、どんなに良いこと言っても聞く耳を持ってくれません。
聞く耳どころか、言葉の裏に悪意さえ感じられてしまうことがあります。

それでは、人はどんな時に相手を『敵』だと思うのでしょうか。
それは、相手に対し得体が知れないもの(不安感・不信感)と感じたときです。

・何を考えているか分からない
・喜怒哀楽がなく感情が分からない

このように、相手のことがよく分からないという状況に陥った時に得体が知れないものになり、人は得体の知れないものを恐怖に感じます。
そして、その恐怖に打ち勝つ防衛本能が働くと『敵』と認定されてしまうのです。

育休中である私たちは、とってもこの状況に当てはまりませんか!?

会社の人達からすると、
(出産報告以来、連絡がないけどいつ復帰するつもりなんだろう)
(こっちから連絡してもいいのだろうか)
(育児でそれどころではいのかもしれない)
(そもそも本当に復帰する気持ちがあるのだろうか)
(もしかして、子供の方が大事になって仕事を辞めてしまうのではないか)
とドンドン私たちを得体の知れないものとして認識し始めてしまいます。

復帰後は時短を希望したい・部署を異動したいという自分なりの要求があるのであれば、相手に不安感を感じさせず『敵』だと思わせないように気をつけることが重要です。

上司とは半年に1回連絡をとってみましょう!

それでは、具体的にどうすれば良いのか…!
これは、仕事場の雰囲気や同僚や上司の性格もあるかもしれませんが、

上司とは半年に1回連絡をとってみましょう!
なぜ、半年に1回なのかご説明します。
営業でもご無沙汰のお客様に連絡をする場合は半年に1度の連絡にしていました。
理由は、会社は半期ごとに動きがあることが多いからです。
半年あると人事異動もあったり、新しいプロジェクトが立ち上がったりと会社情勢が動いている可能性が高いのです。
なので、上司とは半年に一度ほど連絡を取り合うのが良いでしょう。

私は実際にこんな事を上司と話をしました。

・保活状況の共有(いつになったら入園が分かるか等)
・保育園に入れなかった場合について
・現在の会社の状況(異動したい方はその部署に空きが出る予定だったり、新しい部署が立ち上がっていたり等そんな情報が手に入るかもしれません)
後は、子育てを知らない上司であれば復帰後のワークスタイルでこんな事を心配していると言った話をしても良いかもしれません。
こういう話をこちらからすることで

育児をしながらも、仕事に対してしっかり考えてくれているんだな

と上司の安心感もゲットできますし、解決策を復帰までに考えてくれるかもしれません。

ぽぽ

余談ですが、職場の同僚とは3ヶ月に1度くらいの頻度で会社の内部情報を教えてもらっていました。
上司が少し気難しいタイプの人だったので、職場の同僚に連絡を入れるタイミングなんかも聞いていました!

面談編

いよいよ復帰が近づいてくると行うのが『面談』です。
ちなみに、私は出産してから約1年半後に復帰をしました。

それまでの流れをザッと説明します。

①【出産直前】出産報告で連絡

②【出産から半年後】上司と電話でワークスタイルについて相談

③【復帰3ヶ月前】上司と復帰後の仕事について直接面談 ※子連れ

④【復帰2ヶ月前】異動部署の上司と直接面談 ※子連れ

⑤【復帰1ヶ月前】異動部署の上司とワークスタイルについて直接面談 ※子なし
※コロナの影響でオンライン面談になりました

⑤復帰

復帰前に子連れで面談

私は復帰3ヶ月前に一度上司との面談をお願いをしました。
ここで私がやったのは子供と一緒に行くことでした。

もちろん、子供を連れて行くことは絶対ではありません!
私がいた部署は男性社員のみで、さらに男社会が強い業界だったのでワーキングマザーがいませんでした。(部署としても私が初めてでした。)
なので、『子供』という存在を知ってもらう為に連れて行きました。

え?でも、そういうのウザいと思う人もいるよね…?
「会社に子供なんか連れてくんな」という考えの人もいるし…

もし、あなたの会社のキーマン(上司や今後迷惑をかけてしまう人)が、このような考えの持ち主であればわざわざ連れていく必要はないかもしれません。
ただ、もしキーマン以外の人でそう思う人がいるとしたら…それは無視しましょう!
万人に受け入れられるのは難しいですからね…。

まず子供を連れていく理由には、こんなメリットがあります。

・子供の顔を知ってもらうことができる
・子供の雰囲気(よく泣く、手がかかるなど)を知ってもらえる
もし、あなたが復帰した後に

ぽぽ

すみません…子供が熱が出たので休みます

と上司に言った時に

あぁ…あの時連れてきたあの子か。

と自ずと顔が浮かびますよね。
これです、これが重要なのです。

顔を知っている・知らないでは大きな差があります。
ぜひ機会があれば、上司や職場の人に子供の顔を知ってもえると良いでしょう!

ぽぽ

もちろん、復帰後の仕事について詳しく話をする場合には子供は預けていかれた方がゆっくり話ができますよ!

復帰後は違う部署に!

私は元々同じ部署へ戻るのが希望でした。
復帰3ヶ月前に面談した時にその意向を話をしました。
しかし、その時に「もし人事異動の打診があるならその前に連絡が欲しい」とお願いをしました。

社内の話なのであまり詳しくは書けませんが組織編成の為、元の部署に戻ることは出来なくなりました。
しかし、人事異動については事前に連絡が欲しいとお願いしていたので「この部署とこの部署で話がでているんだけどどうか?」という連絡をもらいました。

 
その2つの部署の内、以前から声をかけてもらっていた部署があがっていたのでその部署の上司と話をすることにしました。
そして、今現在働かせてもらっている部署に異動となりました。

このような段階を踏めたのも、前もって会社・上司と連絡をとっていたからだと思います。
これが、

「私、ちゃんと復帰しますよ!」アピールをすること
の重要性です。

面談時間は11時〜 か ランチ後

次に、面談をするオススメの時間帯です。
面談する時間は11時〜かランチ後にしましょう!
実は営業時代、大事な商談のアポイントもこの時間にするようにしていました。

理由は、ポジティブな気持ちでいられる時間だからです。

交渉術に『ファスト&スロー』という方法があります。
簡単に言うと、人の意志はその時の気分で決めているという理論です。
 
面談をする時は、おそらく時短をお願いしたり、もしくは異動を希望したりとこちらの要求をお願いすることが多くあると思います。
その時に相手の気分がネガティブな状態の場合、良い判断をしてもらえない事が多くなるのです。
なので、相手がポジティブな気持ちでいられる時間帯に面談をするのが良いのです。

人間が一番ポジティブな感情は実は朝イチなのですが、さすがに朝イチで会社に訪問するのは小さいお子さんを持っている私達には難易度が高いです。
その次にポジティブな時間はお昼に近づく11時とお昼を食べた後のランチ後です。
そして、ランチ後から夕方頃に近づけば近づくほど人の感情はネガティブになっていきます。

このような理由から、面談は11時〜かランチ後にするのをオススメします!
 
ちなみに『ファスト&スロー』はノーベル経済学賞を取った心理学者のダニエル・カーネマンという方が書いた有名な本です。
行動経済学、心理学、メンタリスト的な分野が好きな方にはめちゃくちゃオススメですよ!♡

1日の育児スケジュールからはじまる面談

面談が決まった!
それで、一体何を話したらいいの?

ということで、私が実際に話をしたことをまとめてみました。

・1日の育児スケジュール
・子供の性格や特徴
・復帰後の時短
・復帰後のサポート体制
・復帰後の仕事範囲
1つづつ解説していきます。
1日の育児スケジュール
え?いる?
という感じですが、もし相手が育児を知らないのであれば話してみると良いでしょう。
時短を希望している方なら特にです。

いかに育児が大変か!という感じで話すとうっとうしがられてしまうので、「こんな感じの1日なので時短をお願いしたいと思ってます。」という感じが良いと思います。

例えばですが、

ぽぽ

うちの子は癇癪持ちで一度癇癪を起こすと1時間程暴れます。
なので朝は少し余裕を持って出社を30分遅らせたいと思ってます。
帰りも寝るのが19時なので、寝かしつけやお風呂などを逆算して17時には勤務を終了したいと思っています。
夜泣きがヒドく22時頃からはほとんど携帯が見れないので、お客様の緊急対応が出来ない可能性があると考えています。なので、この夜間のサポート体制についてご相談したいです。

このような形で、1日の育児スケジュールと共に話すと伝わりやすいと思います。

子供の性格や特徴

先程の1日の育児スケジュールにも盛り込んでいますが、その子の性格や特徴も話しておくと良いでしょう。
・風邪をひきやすい
・癇癪が強く一度グズると切り替えまでに時間がかかる
・夜泣きがヒドイ
などなど、仕事に支障が出るような事は先に伝えておくと相手側としても安心です。

復帰後の時短

復帰後の時短もあらかじめ時間を調べておいて話をしておきましょう。
人事制度が絡んでくるので、面談前にどういった制度があるのか人事に聞くことをオススメします。

復帰後のサポート体制

もし子供が熱を出した!休まなくていけない!という時に、どのくらいサポートが受けられる体制かを話しておいたほうが良いでしょう。

実家や義両親、旦那さんに頼れない方はそれを伝えておくと良いです。
もちろん病児保育やベビーシッターも登録しているとは思うのですが、必ずしも受け入れてもらえるわけではないので、迷惑をかけてしまうかもしれないと会社側に伝えておいた方が良いでしょう。

迷惑をかけてしまう事は起こった時に伝えるのではなく、起こる前に伝えたほうが良いです!

復帰後の仕事範囲

もし同じ部署に復帰するのであれば、復帰後の仕事範囲についても話しましょう。
あなたがどのくらい仕事が出来る環境にいるのか、それはあなたしか分かり得ないことです。
なので、こちらから提示してあげると会社としても仕事の振り分けがしやすくなると思います。

迷惑をかけてしまう事を前提に復帰しよう

さいごに、私が実際に復帰してみて思ったことですが、

迷惑をかけてしまう事を前提に復帰しましょう!

それってめちゃくちゃ偉そうじゃない?復帰からそんな甘い考えで良いの?

と思われる方もいると思いますが、

ぽぽ

絶対みなさんに迷惑はかけません!
妊娠前と同じようにやります!できます!

と言っても、そんなこと果たして出来るのでしょうか…。
んー…残念ながら、私には到底出来そうにありません!!!
なぜなら、育児は自分の力ではどうしようもない事ばかりだからです。

子供が保育園に行かない!と駄々をこねて会社に遅刻してしまうことも、子供が保育園で風邪をもらってしまい休んでしまうことも、子供が保育園で怪我をしてしまうことも、子供の風邪を家族がもらってしまうことも、全て私達の頑張りや努力で補えるものではありません。

なので、迷惑はかけてしまうものだ伝えて良いと私は思います。
ちなみに私は復帰した時の挨拶でこう言い切ってしまいました!

ぽぽ

迷惑をかけてしまうと思います!
皆さんの足を引っ張ってしまう時もあると思います!
しかし、私自身としては『皆さんのお力になりたい』と強く思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

これを聞いてよく思わない方もいたかもしれませんが、自分が今やれる精一杯のことをやるしかないんです!

どうか、皆さんのワーキングマザー人生が少しでも良くなりますように♡
共に頑張りましょう!