【ぽぽ。マガジン】自己肯定感は本当にあげなきゃいけないのか

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今回のテーマはこちらです。

自己肯定感は本当にあげなきゃいけないのか

自己肯定感は本当にあげなきゃいけないのか

Instagramでも載せたこちらの投稿。

今回、ぽぽ。マガジンでは『自己肯定感は本当にあげなきゃいけないのか!?』について書いてみました!

まず、自己肯定感は英語で「self-esteem」と言うそうです。(初めて知った)
「esteem」は高く評価する/尊重するという意味があって、言葉の通り「self-esteem」は自分を肯定する/尊重する/受け入れるといった意味合いで使われます。

そして、育児をしていると「子どもの自己肯定感をあげよう」だとか「こんな言葉をかけると子どもの自己肯定感がさがる」といった言葉もよく聞きます。

一見、言葉通りに受けとると自己肯定感をあげることは良い事のように思うのですが…ふと疑問に思うんです。

自己肯定感って本当にあげなきゃいけないの?

「自己肯定感」はいつからはじまった?

こんなに「自己肯定感・自己肯定感」と言われるようになったのは、調べてみたら2016年頃だそうです。(諸説ありますが…)

なんでも文部科学省が「あなたは自分を肯定していますか?」「長所があると思いますか?」といった調査をしたらしく、その調査では日本人は自己肯定感が低いという結果が出たそうです。
そこから、世間でも「自己肯定感」という言葉が浸透してきたんだとか。(諸説ありますが…2回目)
 
確かに自分を否定したり、短所しかないと思うのは悲しいことだと思います。
でも…そんなに自己肯定感が高くないとダメなんでしょうか。。
 
むしろ、自己肯定感を上げられない自分を責めて、自己肯定感が下がっていってしまっているような気がするんです。
 
そして、母親になると今度は「子ども」にベクトルがうつります。
 
「そんな声がけは自己肯定感が下がる!」とか言われて、これまた世の母達の自己肯定感が下がっているのではないでしょうか…。

自己肯定感は上げなくても下げなくてもいい

思うんですが、自己肯定感は上げなくても下げなくてもいいと思うんです。
 
上がるとか下がるという表現を使うから、上がっている人はマルで、下がっている人はバツと優劣がついてしまうじゃないですか。
 
そんな優劣なんか必要なくて「まーこれも私だよね」って言えるだけでいいんじゃないかと思うんです。
 
自己肯定感が高い人は、
・私は人並みの能力がある
・私は、自分自身に満足している
・自分には長所がある
これらの特徴があるらしいのですが。
 
 
・私は人並みの能力があるか分からないけど、まぁなくもないよね
・私は自分自身に満足しているわけじゃないけど、そこまで不満もないよ
・自分には長所がないかもしれないけど、いうほど悪い奴でもないよ
と、それくらいの気持ちでいいんじゃないかなって。
 
だから、子供に対して「あんな声がけしてたら自己肯定感が下がる!」「あんな事してるからうちの子は自己肯定感が低くなった!」なんてことは考えないで。
 
「まぁーこういうところもうちの子だよね」って言えるだけでいいんじゃないかと。

かけちゃいけない言葉よりも、かけたい言葉

 
キッズコーチング的なお話をすると…。
かけちゃいけない言葉よりも、かけたい言葉を意識すること
が大切だと私は思っています。
 
「怒っちゃダメだ。」
「コレを言ったらダメだ。」
と「〜しちゃダメだ」は母になるとどうしてもやりがちなのですが、実はこれすごく難しいんです。
 
だって1回でもやってしまったら、バツがつくじゃないですか。
それまでずーーーーっとやらなかった自分の努力さえ全てなかったことになって、バツになるんです。
 
でも、
「この言葉を掛けてあげてよう。」
「これをやってあげよう。」
と「〜しよう」なら、1回でも出来たらマルなんです。
例え怒ってしまっても「〜しよう」と決めたことを1回でも出来たらマルなんです。
 
だから、SNSで相談してくださる方に私はよくこう言います。
 
「お子さんにどんな言葉をかけてあげたいですか?」
「今日もかわいいね」
「今日もだいすきだよ」
「アナタらしくていいね」
なんだっていいんです。
 
自己肯定感がどーだとか、そんな小難しい話はいいんです。
お子さんにどんな言葉をかけてあげたいか。
 
そして、その言葉を今日1回でもかけてあげたら自分にマルをあげればいいじゃないですか!
これが本当の「自己肯定感」だと私は思います。
 

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