こんにちは!InstagramやTwitterで育児漫画・ジーナ式ねんねトレーニングの記録などを投稿している ぽぽ(Instagram:@popo_baby0104 Twitter:@popo_baby0104 )です。
この記事では、息子(そーぴぃ)の異所性蒙古斑の治療についてのお話を載せています。
異所性蒙古斑を治すぞ!の旅
第1話【病院探しとはじめてのレーザー治療】はこちらです。↓
前回の記事はこちらです。↓
はじめての入院と全身麻酔レーザー治療
私が通っている病院で全身麻酔が使えるのは、
- 1歳を超えている、且つ体重が10㎏以上
というのが目安でした。
そして、我が家ではそれが達成された1歳4か月の時にはじめて全身麻酔でのレーザー治療を行いました。
はじめての入院はコロナ真っ只中
はじめての入院は、新型コロナウイルスの真っ只中でした。
「1歳過ぎたらやろう!」と決めていたものの、まさか世の中がこんな事態に陥るなんて思っていもいませんでした。
こんな時期にやる必要あるかなぁ…
でも、いつ出来るか分からないよね…?
なんて議論を交わしながらも、私たちは主治医の先生に相談することにしました。
すると、主治医の先生はこんな言葉をかけてくださいました。
ちなみに、コロナ禍での入院条件はこんな感じでした。
- 治療者は手術日より4週間 風邪の症状がないこと
- 治療者の同居者は手術日より2週間 風邪の症状がないこと
- 保育園、幼稚園などで感染症が流行っていないこと
というのも、この時すでに保育園に通いだしてから3週間たっていました。
この日から入院予定日まで1か月以上。
2か月近く風邪症状が出ないなんてことはあり得ないよねぇ~
と思い、ダメ元で仮予約をしました。
--------------1か月後。
風邪もひかず元気な息子がそこにいました。
入院する前の検査とは
そんな元気な息子を連れて『入院前検査』をしに病院へ行きました。
入院前検査は
- 全身麻酔に耐えられる体か
- 本当に風邪症状はないのか
をレントゲン検査と血液検査をして行われます。
全身麻酔は負担がかかるので、肺や心臓に何か異常があるかを調べるそうです。
それと同時に、肺や器官に風邪症状が見られないかも診られます。
当日、手術を担当してくださる麻酔科の先生と面談(診察?)もあり治療ができるかどうかの最終チェックを行いました。
その際に、全身麻酔とレーザー治療のリスクを教えてくれました。
全身麻酔とレーザー治療のリスク
まず、全身麻酔でのリスクです。
- 全身麻酔を使用することで記憶力低下が起こることがある
- まれに麻酔アレルギーが出ることがある
という話をされました。
『全身麻酔を使用することで記憶力低下が起こるかもしれない』については、私もネットで調べてみました。
すると、2014年に出された研究論文でそのような記述を見つけることが出来ました。
ただこの研究は「1歳未満の乳幼児が全身麻酔を受けると、その後の幼少期の記憶力が低下する可能性がある」と書かれているので、1歳以上については記述がありませんでした…。
その他にも、2016年に「3歳以前の単回全麻はIQに影響しない」という論文も見つけました。
これは論文の一部抜粋だったので全文は読めませんでしたが、この論文によると単回での全身麻酔はIQに影響しないとのことです。
後は、麻酔アレルギーというのも存在するようです。
遺伝によるものらしいのですが、幸いにも親族共にだーーれも全身麻酔をしたことがなく…。
「もし、アレルギーが出た場合は中止する」という話をされました。
次に、レーザー治療のリスクです。
- 広範囲でのレーザー治療を行った場合、蕁麻疹がでることがある
息子は2回、スポットでレーザー治療を行っていました。
その時に特に蕁麻疹などの異常はでなかったのですが、レーザーが広範囲に広がると蕁麻疹などの反応があるようです。
私が通っている病院ではこのような話を受けましたが、リスクについては事前に教えてもらうようにしましょう!
実録!1歳の子と過ごす入院生活
今回、入院生活は1泊2日でした。
「たった1泊2日かよ!?」と思われるかもしれませんが、それでも体力的にも精神的にも相当けずられました。
ここでは、
- 入院時にあってよかったモノ
- 実際にかかった入院費用
をご紹介します。
入院時にあってよかったモノ
入院する時は病院によって違うと思いますが、私があってよかったモノを紹介いたします。
- スリッパ
- 枕
- ドライシャンプー
迷ったら「旅行の時に使うトラベルグッズ」があると重宝しますよ!
実際にかかった入院費用
コロナ禍では大部屋での付添は出来なかったので、自動的に個室代金を払うことになりました。
私の部屋は、1泊 7,000円のトイレ付き個室でした。
ちなみに、実際の入院で大変だったことや入院中のエピソードについてはインスタグラム(@popo_baby0104)で漫画にしていますので、そちらも良かったらみてみてください!
第1話↓
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いざ!レーザー治療開始
いよいよ手術当日です。
全身麻酔をする前に眠りを誘うお薬(シロップ)をいただいたのですが、まっっっったく寝ませんでした!笑
さすが、食べない・乗らない・寝ないに定評のある愛息子 そーぴぃです。
手術室へは抱っこをして向かいました。
そして手術室の前で看護師さん達に預け、親は手術待合室で待機です。
お預けする時は、もちろんギャン泣き…。
今でも手術室の扉がしまる向こう側で、手を差し伸べて泣く息子の姿を思い出します。
手術が開始しておそらく1時間程たった頃かと思います。
主治医の先生や麻酔科の先生がゾロゾロと私の方へ歩いてきました。
手術時間は2時間くらいと聞いていたので、「これは何かあったんだ…」と心臓が止まる思いでした。
『全身麻酔は問題なかったのですが、レーザーの途中で蕁麻疹が出てしまい残念ですが治療を中断させてもらいました』
とのことでした。
事前に聞いていたリスクの
- 広範囲でのレーザー治療を行った場合、蕁麻疹がでることがある
に該当したということでした。
それでも、無事に生きていてくれたことに安堵したのを覚えています。
このときの様子はぜひ、Instagram(@popo_baby0104)の漫画でご覧ください♡
まだ少し麻酔がきいているということで、病室に戻ってきた時はこんな感じでした。
白いのは抗束帯です。
麻酔からさめはじめると、混乱状態に陥り暴れてしまうことがある等のことからこれを着用しています。
ちょっとギョッとしますが、安全のためなので仕方ないです。
そして、麻酔から目が覚めたら、飲食の練習です。
最初のうちは寝ながら行わなくてはいけないので…これがまた大変でした!!!
先ほどもお話した通り、麻酔から目が覚めたときはすこぶる機嫌が悪いのです!
なので飲食どころの騒ぎではありません。
ぜひ、目覚める前にお気に入りアイテムを常備しておくと良いでしょう。
麻酔から目覚めて5時間後くらいにはやっとこんな感じで落ちついて食べられるようになりました。
ちなみに、うちはYoutubeで『しなぷしゅ』を見せながら、母(=私)がハイテンションで歌ったりしてました…(疲)
レーザー治療後のビフォーアフター
レーザー治療後のビフォーアフターです。
少しグロテスクなところがあるので、閲覧する場合はお気をつけください。
見たくない方は、さいごまでジャンプ!!←こちらを押してください
治療当日
ポツポツしているのがレーザー治療痕です。
もし蕁麻疹が出なかったら両腕もやる予定でしたが、今回は背中のみとなってしまいました。
この時はすでに蕁麻疹もおさまり、体調も元気です!
治療日から2日目
痛々しそうですが2日目はお風呂にも入ってOKになります。
治療日から3日目
レーザーしたところが少しずつカサブタのようになってきました。
手に持っているのは、レーザーしたところに塗る薬です。
治療日から10日目
治療してから10日後。
カサブタのところが白くなり、ポロポロと剥けてきました。
治療日から1ヶ月後
それでは、治療前と比べてみましょう。
【BEFORE】
【治療日から1ヶ月後】
完全に薄くなったーー!とは言えませんが、全体的にかなり薄くなりました♡
そぴ、よく頑張りました!!
次回予告
いかがだったでしょうか。
全身麻酔は年に1度くらいの頻度が良いと言われているので、それまではスポットでの治療になります。
ちなみに、まだ治療を行えていない腕の部分ですが、生後数か月の頃に比べると少し薄くなったような気がします。
日焼けなどもあるので確実とは言えませんが、成長の過程で薄くなるというのはこういう事なのかもしれないと思いました。
なので「絶対に治療しなくてはダメだ!」と思いつめないでほしいなと感じています。
今後も、治療や経過についてお伝えできることがあれば書いていきます!
あれから、2年!
3歳8ヶ月の様子を更新しました!