異所性蒙古斑を治すぞ!その①《はじめてのレーザー治療》

くらし

まずは、異所性蒙古斑ってご存知ですか?
簡単に言うと、おしり以外にできる蒙古斑のことです。

これは、異所性蒙古斑を持って生まれた息子の蒙古斑を治療していくお話です。

治療については賛否両論あります。決して治療を強制・推奨するものではありません。

はじめに

ここにたどり着いた方は少なからず「異所性蒙古斑は私(母親)のせいではないか」と思ったりしたのではないでしょうか。
そういう私も最初は自分を責めました。

 
ぽぽ

私の産み方が悪かったんじゃないか…私の子宮がおかしかったんじゃないか…

そして、稀に「産むのが下手くそだった」とか「お腹の中にいた時にお母さんが無茶したからだ」と心無い言葉をかける人もいます。

でも、出来てしまう原因は不明だそうです。
だから、お母さんのせいではないって事を強く強く伝えたいです!
なので、どうか ご自分を責めないでください。

異所性蒙古斑は見逃されがち?

Instagram(@popo_baby0104)のストーリーに異所性蒙古斑をあげた時に「うちの子もおしり以外にあります!これってダメなんですか!?」とたくさんメッセージをいただいたのです。

それは、『異所性蒙古斑は命に別状がないので見逃されがち』なのが原因ではないかと思うんです。
かく言う私も、産院でも健診でも

あー消えますよ!

別に大丈夫ですよ~。

みたいな感じで 軽く流されていました。

でも私が「?」と感じたのはあるイベントで子供と触れ合う機会がありまして、その時に

何でこの子青いのー?

この子、青い!

と言われて

ぽぽ

あー…そっか。将来、こんな風に言われるんだ…

と、その時にやっと気づきました。

ちなみに、うちの子の当時の異所性蒙古斑の写真がこちらです。↓


背中全体に青くなっている部分が異所性蒙古斑です。写真ではよく分からないと思いますが、両腕も青くなっています。

旦那に相談して、見つけた《異所性蒙古斑》

私は、その日にすぐに旦那に相談しました。
そして、出てきたのが 《異所性蒙古斑》の文字。

ブログや経験談も情報も少なかったですが、自分たちなりに調べて夫婦で話し合った結果、『今すぐ うちの子も治療をはじめよう!』と決断をしました。

やろうと思った理由は、以下の理由からでした。

●水着、半袖が着れないのは可哀想(本人が将来、気にする可能性がある)
●消える可能性もあるが、消えないリスクの方が嫌だ
●月齢が低い方が痛みを忘れ、本人の負担が少ない(らしい)
●月齢が低い方が範囲が狭い(成長すると皮膚が伸びて範囲が広くなる)

病院選びでたらい回し!

やろう!と決めたはいいがどこに相談したらいいのか??

私たちは いろーんな病院をたらい回しになりました。
小児科行って、皮膚科いって、形成クリニック……などなど。

結論を言ってしまうと、範囲が狭い子は、レーザー治療してくれる皮膚科 or 形成クリニック

うちの子みたいに範囲が広い子は全身麻酔ができる大きな病院です。

いずれにしても、大きな病院に行くには紹介が必要なのでまずはレーザー治療してくれる街の皮膚科か形成クリニックへ行くのが1番の近道だと思います。

全身麻酔のレーザー治療の目安について
病院にもよりますが、私が通っているところは1歳以上+体重10㎏以上ある子となっています。

治療は小学生までかかる!?

うちの子は範囲が広いことと、保険診療内では 3ヶ月に1回しか出来ないので

治療は小学生までかかります。

と言われ 結構ショックを受けました。

月齢が高くなると 体を抵抗しないように抑えこんでやるようになるし、本人が痛みを忘れず辛い思いをするので、大きな病院街のクリニックを併用しながらやる方もいらっしゃるようです。

私達も併用してくれる街のクリニックをいくつか聞いてまわりましたが、病院同士の都合?なのでしょうか。
なかなか現実的には至らず、現在は大きな病院のみで治療を行っております。

初めてのレーザー治療

初めてのレーザー治療は、病院探しをはじめてから既に3ヶ月たっていました。

そして、初めてのレーザー治療は《麻酔なし》を選択しました。
本来は麻酔ありでやるらしいのですが、麻酔ありだと 範囲が狭くなってしまうので今回は 麻酔なしでお願いしました。
麻酔の有無も病院にによって違うらしく、月齢が低いと 痛いことを忘れる(らしい)ということで麻酔なしの選択が出来ました。

そして、治療が開始しました。
そぴは背中だったのでうつ伏せの状態、3人のスタッフさんで抑えてもらいました。
治療中は、今までに聞いた事のない叫びでしたが2~3分で終了しました。

次のスクロールに治療した直後のの写真があるので、苦手な方は お気を付けください🙇‍♀️

 

 


⚠ 赤くなっている部分が治療した部分になります。

治療費は?

ここで気になるのは治療費です。
3ヶ月に1度の治療であれば保険内診療になります。
私が住んでいる地域は、15歳までは保険内診療は医療費が無料なので治療費はかかりませんでした。
しかし、もっと短いスパン(1ヶ月ごと等)にレーザー治療したい!という場合は保険外になってしまいます。
その場合は、有償になるとのことです。
異所性蒙古斑は病気ではなく美容形成と捉えられることもあるので、有償での治療費はピンきりだそうです。

あと、これは個人的な感覚ですが治療は子供自身にとても負担がかかります。
なので、あまり短いスパンでやるのは親としても心が痛くなるなぁ…と感じました。
レーザー治療は火傷を負わせているようなものなので、治療の間隔についてはしっかり先生と相談しながら進めていかれるのが良いかと思います。

次回